将来が心配、不登校の末路ってどうなるの?その後は?
以上のような不登校に関する質問にお答えします。
結論を先にお伝えすると、不登校の末路は暗くもないし楽しい未来も待っているということです。
僕は小学校、中学校の9年間学校に行くことができませんでしたが、今は親元から離れ、自立して社会人として生活を送っています。
そこでこの記事では、自身の経験談を交えながら不登校に対する考えなどをお伝えしていきます。
この記事を読み終わった頃には、少しでも気持ちが楽になれるはずです。
不登校になる原因
不登校になる原因は人それぞれです。
例えば、
- 学校でいじめられた
- 教室という閉鎖空間にいると苦しくなる
- 先生が嫌い
- 特に原因がなく、学校に行くことができなくなった
上記のような理由が多いのではないかと思います。
原因が分かっていても、なかなか解決することができないのが不登校です。
本人しか分からない辛さや苦しみがあります。
周りの人たちの協力があっても、なかなか前に踏み出すことができないです。
そんな時に大切にすることがあります。
無理に原因を探らなくてもいい
一度、理由を聞いてみて、なかなか言い出すことができなければ、無理に問い詰める必要はありません。本人もなぜ学校に行けなくなったか分かっていない場合があります。
僕はこのパターンでした。
小学校の時に親や先生が少しでも学校に行けるようにと放課後や午前中だけに母親と同伴で別室登校をしていたことがありました。
周りの大人達のこの協力にはとても感謝していましたが、その期待に応えられない自分もいました。
申し訳ない気持ちでいっぱいになり、自己嫌悪に繋がり、僕にとってはとても負担になるときがありました。
「これで学校に慣れて行けるようになれるんだったら、苦労しないよ」って子どもながらに思っていました。
子どもが学校に行きたくない理由を言えなさそうなら、それでも良いのです。無理に理由を聞き出そうとすると、子どもはますます本音を言えなくなります。
理由を知りたい気持ちは分かりますが、まずは子どもの気持ちを尊重しましょう。
不登校の過ごし方
不登校になると毎日家にいることになりますよね。
みんなが学校に行っている時間は外にも出ずらいものです。
部屋に閉じこもっていると、昼夜逆転の生活にもなってしまうことがあります。
しかし、不登校になっても、それは無駄な時間じゃないんです。
それもその人にとって必要な大切な時間になります。
では、不登校の間どのように過ごせば良いのかをもう少し詳しく書いていきます。
好きなことを沢山する
とりあえず、好きなことを沢山すると良いです。笑
分かりやすく言うと、充電期間みたいなものですかね。
ゲームをしまくるのも良いし、一日中寝まくるのも良いですよ。
僕はこんな感じでした。笑
子ども時代に好きなゲームのホームページ制作に夢中になり、パソコンの前に張り付いていたこともありました。大人になってから、それを思い出して好きなことを仕事にしたいと思い、今はWeb制作会社で働いています。この経験は自分のやりたい仕事を見つけるヒントにもなりました。
いずれ行動を起こさなければいけない来るべき日がやってきます。その時に乗り越えられるように沢山パワーを充電しておくこと。
なぜか分からないんですけど、僕の場合、このままだとまずいなとふと思うようになり、行動を起こさなければと思うようになりました。
その気持ちが、後に不登校から抜け出し高校生活を送れるようにまでなりました。
しかも、高校三年間はサッカー部に所属し、毎日半泣きになりながらしがみ付いて、練習に参加していました。
今思えばどこからそんなパワーが湧いていたのかと思います。笑
僕の中では、十分過ぎるぐらい充電期間があったおかげで、乗り越えられたのかなと思っています。
不登校の期間、ここで中途半端に充電できずにいると、踏ん張らないといけない時に途中で疲れてしまいます。
気が済むまで、好きなことや楽しいことをしましょう。
自分を責めない
不登校になってしまった自分を責めないことが大切です。
そして、親も自分のことを責めないことです。
不登校というのは色々な問題が重なったり、自分でもよく分からないうちに成りうるもんです。無理に解決しようとすればするほど、根が深くなってしまうこともあります。
これは親の育て方や本人の性格の甘えからきているものではないです。親は自分の育て方が間違ったとか、そんな風に考えなくて良いです。親が悲しみ、苦しんでいる姿を意外と子どもはよく見ているものです。
特に不登校になる子は、人の感情や表情に敏感だったりします。
親の姿を見て、子どもは「自分のせいで、親が苦しんでいるんだ。自分は存在していてはいけないのかも。」と思って、自己嫌悪に陥り、ますます苦しみから逃れられないようになってしまいます。
不登校という問題に直面して、一番苦しい思いをしているのは子どもです。
僕は当時の頃を振り返ると、毎日寝る前に泣いていた記憶が蘇ります。それは、親に対する申し訳ないという気持ちでした。
僕の母親と父親はとても優しい人達で、とても強い愛情を持って僕と接してくれていました。近所からの目もあったり、辛いこともあったかと思います。
そんな僕を守りながら「居場所」をくれていました。
両親には今でも心から感謝しています。
子どもは親がしてくれたことを今でもしっかりと覚えているものです。
親にできる一番のことは子どもの居場所を作ってあげることです。
一緒に乗り越えられる日が必ず来ます。
不登校の末路、その後の人生は終わりじゃない
不登校になっても、人生終わりではないですよ。笑
僕が証明します。
そもそも学校にいけなくなることって、今振り返っても大したことないと思うんですよね。
勉強もやろうと思えば、今はオンラインでも学習できますし、人がやっていいことの善悪は親が教えてあげたらいいですよね。
学校にしっかり行っていても、平気で犯罪に手を染める人もいますし、不登校だからって犯罪に走ることもないですから。
強いてデメリットを挙げるとすれば、社交性に欠けることですかね。人との距離感が分からなかったり、コミュケーションが上手くとれないとか。でもそんなものは学校じゃなくても、アルバイトとかでも少しずつ学んでいけますよね。
学が欲しければ、高卒認定試験なんかもありますし、そこから大学受験や専門学校に行くことだってできます。その気になれば、いつでも取り戻すことはできるんですよね。
ちなみに僕の経歴は、
- 小学校・中学校
9年間、不登校。
- 高校
単位制課程に入学。
高校三年間、サッカー部に所属。 - 大学
指定校推薦で入学。
半年間オーストラリアに留学。 - 社会人・現在
新卒で中小の商社に就職。
営業職を経て、 Webデザイナーに転職。
今のところ、自分で言うのもなんですが人生終わったとは思っていません。笑
今は好きなことを仕事にできて、とても楽しいです。
そして、不登校だった過去を一度たりとも悔やんだりしたこともありません。
当時、子どもだった僕が自分にとって一番いい選択肢を取っていたんだなと思っています。
まとめ
この記事をわざわざ最後まで読んでくれた人が今、子どもの不登校に悩んでいるお母さん・お父さんならあなた達は、本当に素晴らしい子ども想いの立派な親です。
大丈夫ですよ。
子ども時代に筋金入りの不登校だった僕でも、なんとか社会でやれています。笑
こんな人間もいるんだなって、なら自分の子どもも大丈夫そうかなと思えてもらえたら光栄です。
いつでもどんな時も自分の子どもの味方でいてあげてください。
少し長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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